Helen Grantとキルト [01/17/2023]

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1925年発行のアメリカの手芸雑誌『Needlecraft』の中には、多くのモノ作りのヒントが紹介されています。Helen Grantの可愛いイラストが表紙を飾り、彼女は、イラストレーターでありながら、いろいろな手芸の提案をしていた女性だと思われます。しかし彼女については、残念ながら、まだ詳しくは知りません。これから少しずつ調べていこうと思っています。
表紙のイラストには、キルトが掛けられたベッドの上に座っている女の子がメインで描かれています。実は、この掛けられているキルトをよく見ると、中のページでHelen Grant が提案しているキルトと同じデザインが描かれているのです。名前は、『フェアリーテール スプレッド』6枚の大きなスクエアを長方形の小花柄で囲んでいるだけというシンプルなものです。この6枚のスクエアの生地には、彼女が描いたナザリーライムのイラストを転写し、刺繍をしたもので、周りは、マスタードとブルーグリーンの色の花柄と無地を合わせたデザインにしています。とても可愛いデザインですね。
イラストを写すためのアイロン転写のシートが、当時の価格で50セント、それに加えて、花柄のモスリンと無地のギンガム、クレトンファブリックのセットが3.2ドルだったようです。クレトンファブリックは、キルティングも刺繍もしたくないような厚さの生地ですから、当時の刺繍は、大変だったと思われます。それでも、図案を転写するには、クレトンファブリックは適していますから、ひたすら厚い生地でも刺繍するしかなかったのでしょう。 今は、もっと柔らかい生地を使用できますし、図案を簡単に移すことも出来ますから、トライしてみてはいかがでしょうか? 表紙のイラストの中で、無地のギンガムを使った三角に見えるところを、ギンガムチェックにしてもさらに可愛いものが出来るかも知れません。
イラストになっているものを再現してみるのは、なんて夢のある試みでしょう。 そして、一瞬でも1925年の9月にワープして、その頃のソーイングの楽しみを体現できると思えば、何だかワクワクしますね。 刺繍の代わりに、ヴィンテージのナザリーライムの柄を切り取って使っても、とても可愛いスプレッドが出来ると思います。
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