映画『オートクチュール』を鑑賞しました。 [07/15/2022]

映画『オートクチュール』を鑑賞しました。 [07/15/2022]

コラム

一昨日、2年半ぶりに映画を鑑賞しました。タイトルは、『オートクチュール』。美しいフランス語、バックグラウンドに流れるシャンソン、クチュリエールの住むセンスの良い住まい、そして仕事場である崇高なアトリエ。何もかもがパリを思い出させてくれるのに十分な演出でした。ディオールという有名なメゾンのアトリエを仕切るクチュリエールが、引退の前に次世代のクチュリエールになり得る手先の器用な若い女の子を見つけるところからストーリーが始まります。ラメゾンブランシュも、何年か前まで、オリジナルのお洋服を販売していました。お客様のイメージに合わせてデザインをするので、出来上がると、とても気に入っていただきました。もちろん手芸の域を超えたものが出来上がるので、素材を仕入するだけの私には想像のつかない、しかしその良さが理解出来る作品に、いつも感動するのです。画像は、オリジナルのジャケットとニードルワークスクールの2年前の教材のバッグです。決して時代遅れにならない素敵な作品が出来ました。映画のように、長年、彼女が身に付けたスキルを生徒さん達に少しでも伝授出来たらいいと思い、レッスンを続けているようです。今朝、『また、オリジナルのお洋服を始めようから・・・』『自分が着たいお洋服だけでもいいから作ってみたら。』二人の会話は、パリで素材探しをしていた頃に戻ったかのようでした。