何かを達成するには、いい気分転換が必要? [2022/04/25]

何かを達成するには、いい気分転換が必要? [2022/04/25]

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こんにちは。この作品すごくないですか?何年もかけてニードルポイントで刺繍したものです。ニードルワークの講師をしている山科先生の作品です。何年間といっても、それだけをしているのではなく、ショップで販売もして、手芸の先生もして、他の作品も作りながらです。もう30年以上も一緒に仕事していたら、彼女はそういうことがやれる人だと決めつけていました。こういう大作を見ると、改めて凄いなあ、自分には絶対できないなあと思ってしまいます。

ところで、ず〜っと不思議に思っていたことがあります。先日、ニューヨークから届いたオービュッソンのタペストリーのコンディションがあまりに酷いので、山科先生に相談したところ、修理してみると快諾してくれました。忙しいのに、疲れているのに、ごめんね〜。私は、手伝いたい?けど、そんな技術ないし、お願いするしかないから・・・と言い訳をして。オービュッソンは、ニードルポイントと比べて目が細かく、神経を使う作業、多分何日もかかる過酷な作業になるでしょう。でも、きっと彼女なら完成させてくれるはず。そしていつものように、製作しながら、ちょっと休憩する、その繰り返しの日々が当分続くでしょう。それにしても不思議なのは、そんな休憩の時、彼女は他のものを製作しているということです。普通は、テレビを見たり、ゴロゴロして、ゆっくりしたいですよね? でも、彼女の場合は違うのです。あ〜疲れた!といいながら、あきらかに他の疲れることをしているのです。例えば、オービュッソンの刺繍で疲れているのに、気分転換にクルーウェル刺繍をしているといった具合です。

『なんなんだろう?』私にとっては、意味不明でした。それが先日、私のアドバイザーである『本』を読んでわかったのです。頭も体も疲労して、もう続けられないと思った時、その時間とほぼ同じ時間くらいだらだら過ごしたら、その前にした努力が無駄になると書かれていたのです。

ひえ〜っ?うそ〜っ?の心境です。
もちろん、食事や睡眠は必要です。でも、あ〜よくやったわ〜と言ってその後何時間もだらだらするのは、だめらしいです。
要するに、同じ時間だらだらと過ごすことで、その前に習得したはずのスキルを忘れてしまい易いということです。

いつも完成までやり遂げられる彼女は、無意識に他者から見ると休憩には見えない休憩をしている。つまり何か美しいものを作りながら、疲れたら他の美しいものを作る。そうすることによって、それまでのスキルを保ちながら休憩していることになる。いい気分転換によって習得したスキルを保ちつつ、さらにスキルアップもしながら、習得する前の自分より楽にやり遂げられるようになっているのです。だから、どんな課題でもやり遂げられるし、手芸の域をも超えて、どんどんグレードアップした作品が製作出来るんだなと納得しました。

根性だけで、何時間も製作してもいい作品はできないですからね。ちなみに勉強も同じみたいですよ。10時間勉強しても10時間だらだらしたら、それまで勉強したことを忘れやすいそうです。例えば、英語の勉強の場合、休憩にはお気に入りの海外ドラマを英語バージョンんで見るとか。せっかく努力しても、次回のスタートがまた一からなんて嫌ですから。

納得したら頑張れる!ラメゾンブランシュ藤井でした。