リバティファクトリーショップ [2022/04/26]

リバティファクトリーショップ [2022/04/26]

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今日は、朝から大雨でせっかく咲き始めたバラが散りそうで心配です。書棚を整理していたら、イギリス・マンチェスターにあったリバティのファクトリーショップのポストカードを見つけました。懐かしい〜。生地を扱う前は、主にアンティークジュエリーのバイヤーをしていましたから、ロンドンに住む友人になぜ生地を扱うの?といつも不思議そうに聞かれました。同じ理由を何回も答えるのが面倒になったので、最後は趣味なのよ・・・とごまかしていたのですが・・・。 今思えば、アンティークジュエリーに比べると重いし、特にヴィンテージファブリックになると集めるのも大変でしたから、心配してくれていたのでしょうね。最近は、ネットで動画や画像をチェックするだけで、現地に行かなくても情報や商品を集めることが簡単になりましたが、30年前は、仕入れもすべて直接訪ねて行かなければなりませんでした。洋雑誌で、可愛い生地のメーカーを見つけると、どこの国であろうとすぐ訪ねて行って交渉したり、その町の商工会議所みたいなところへ行って、生地のメーカーを紹介してもらったり、今では考えられない大変さがありました。ある時、パリの生地屋さんでとても素敵な生地を見つけて、メーカー名と住所を教えて欲しいとお願いしたのですが、すぐには教えてくれないので、毎日エスプレッソとサンドウィッチを持って通ったことがあります。結局、帰国の前日にやっと教えてくれて・・・だからまたすぐにパリへ行かなければなりませんでした。またある時は、アパラチア山脈にあった生地屋さんが、日本の出版社に取材された時、弊社と取引があることを話されたようで、その出版社の方に、藤井さんは、どこまで仕入れに行かれているんですかってびっくりされたことがあります。こんな調子で世界を飛び回っていた私は、あるデパートのバイヤーさんとは、当時、よく飛行機で一緒になりました。『今回は、どちらまで?』が合言葉になり、私は、アルザスへ、彼はフランスとペルーへニットを仕入れに行くということもありました。今では考えられない、若いからこなせたハードスケジュールだったと思います。 でも、今では得られない楽しみ?とか発見があって、とてもいい思い出になっています。これから先、海外に行ける日がいつになるかはわかりませんが、また機会があれば、仕入先のみんなと会いたいです。ZOOMで、時々話していますが、実際会いたいなあ〜。本当にいい人達ばかりなので。結局、生地を扱い始めた理由は、単に可愛いものが好きで、何よりひたすら生地や素材を作る人、それを使って素敵なものを製作している人、素晴らしいもののコレクターの人、知識が豊富でいろいろ教えてくれたキュレイターの人と繋がるのが楽しかったからなのかも知れません。
ラメゾンブランシュ藤井でした。